バスケットボールを観戦したり、試合結果を見ると、そのチームや選手の成績を表すスタッツを目にしたことがあると思います。
でも、あのアルファベットの意味なんだろう?と気になったことはありませんか?
しかもカテゴリー分けがなくて、唐突に細かいアルファベットが出てくるのでわかりにくいですよね。
そこで今回は、バスケのスタッツの見方をわかりやすく解説していきますよ!たまに出てくるBA・EFF・PFの意味もチェックしておきましょうね。
結論から言うと
- スタッツ主要3部門とは、P得点・Rリバウンド・Aアシスト
- スタッツは大きく分けると、基本情報、出場に関する情報、得点、リバウンド、アシスト、ブロック、ファウル、貢献度にわかれる
- 略語表記されているスタッツを英語にしてみると理解しやすい
- BAはブロックショットを受けた回数、EFFは貢献度、PFは個人に記録されるファウル数
ということがわかりました。
それでは早速バスケのスタッツの基本的な見方からチェックしていきましょう!
バスケのスタッツの基本的な見方
バスケットボールには、試合やチームでの通算成績、選手の戦績を表す指標としてスタッツがあります。
スタッツ(stats)とは、statistics(統計)の略語で、スポーツにおけるチームや個人のプレーの成績をまとめたものです。
まず、スタッツの中でも基本的な主要3部門と言われるスタッツを解説しますね。
【スタッツ 主要3部門】
- P、PTS(Points):得点の合計、シュートで何点得点したかを表す
- R、REB(Rebounds):リバウンド、外れたシュートに対してボールを保持すること
- A、AS、AST(Assists):アシスト、シュート成功に貢献したパス
このスタッツ、困ったことに国やリーグによって表記の仕方が違ったり、同じリバウンドでも細かく分類されていたりするんです。
ですので、まずはざっくり、Pがついたら得点系、Rがついたらリバウンド系、Aがついたらアシスト系と頭に入れておきましょう!
実際のスタッツを見ながらわかりやすく解説!
それでは実際のスタッツを見ながらわかりやすく解説していきますね。日本のプロリーグであるBリーグのスタッツ(選手ごと)の表記と意味、解説を一覧で見ていきましょう!
略語となっている表記を英語で見てみると理解しやすいですよ。
実際は横長ですが、見にくくなるので縦長で記載していきます。
カテゴリ | 表記 | 意味 | 解説 |
基本情報 | TEAM | チーム名 | チームの名前 |
NO | 背番号 | Number:選手の背番号 | |
PLAYER | プレイヤー名 | プレイヤーの名前 | |
PO | ポジション | ポジションの名前:PG、SG、SF、PF、Cで表される | |
試合への出場 | G | 試合数 | Games:何試合出場したか |
GS | スターター数 | Games Started:出場した試合のうち、スタメン出場は何試合か | |
MIN | 総プレイ時間 | Minutes:試合の出場時間 | |
MINPG | 平均プレイ時間 | Minutes Per Game:1試合あたりの平均出場時間 | |
得点 | PTS | 得点数 | Points:得点数 |
PPG | 平均得点 | Points Per Game:1試合あたりの平均得点数 | |
FGM | フィールドゴール成功数 | Field Goal Made:シュートを成功した本数 | |
FGA | フィールドゴール試投数 | Field Goals Attempts:シュートを打った本数 | |
FG% | フィールドゴール成功率 | Field Goals Percentage:シュートが入った割合 | |
3FGM | 3Pシュート成功数 | 3point Field Goal Made:3Pシュートを成功した本数 | |
3FGA | 3Pシュート試投数 | 3 Point Field Goal Attempt:3Pシュートを打った本数 | |
3FG% | 3Pシュート成功率 | 3point Field Goal Percentage:3Pシュートが入った割合 ※40%以上になったら3ポイントシューターとして認められる目安 |
|
FTM | フリースロー成功数 | Free Throw Made:フリースローを成功した本数 | |
FTA | フリースロー試投数 | Free Throw Attempts:フリースローを打った本数 | |
FT% | フリースロー成功率 | Free Throw Percentage:フリースローが入った割合 | |
リバウンド | OR | オフェンスリバウンド数 | Offensive Rebounds:オフェンスリバウンドを取った本数 |
DR | ディフェンスリバウンド数 | Defensive Rebounds:ディフェンスリバウンドを取った本数 | |
TR | トータルリバウンド数 | Total Rebounds:オフェンスリバウンドとディフェンスリバウンドの合計の本数 | |
RPG | 平均トータルリバウンド数 | Rebounds Per Game:1試合あたりの平均リバウンド数 | |
アシスト | AS | アシスト数 | Assist:アシストの本数 |
APG | 平均アシスト数 | Assist Per Game:1試合あたりの平均アシスト数 | |
TO | ターンオーバー数 | Turnovers:ターンオーバーの本数 シュートを放つことができずにボールを失うと1TOと記録される |
|
ST | スティール数 | Steals:スティールの本数 相手からボールを奪うと1ST記録される |
|
ブロック | BS | ブロック数 | Blocks:ブロックショットの本数 |
BSR | 被ブロック数 | ブロックされた数 | |
ファウル | F | ファウル数 | Foul:ファールの数 |
FD | 被ファウル数 | Foul Drawn:ファールを受けた数 | |
総合 | EFF | 貢献度 | Efficiency:貢献度、選手を評価するための数値でポジティブな要素からネガティブな要素を差し引いて表される (得点+リバウンド+アシスト+スティール+ブロック) – (フィールドゴールの失敗数+フリースローの失敗数+ターンオーバー) |
たまに出てくるBA・EFF・PFの意味って何?
スタッツに記載されている項目って、ちょいちょい違ったりするので、たまに見かけて意味がわからないものってありますよね。
代表格とも言えるBA・EFF・PFの意味は以下の通りです。
- BA(Block Against):ブロックショットを受けた回数のことで、ブロックショットによりシュートを妨害された回数と言うとイメージが湧くかもしれませんね。
- EFF(Efficiency):貢献度のことで、選手を評価するための数値でポジティブな要素からネガティブな要素を差し引いて表されます。
計算式で言うと以下の通り。
(得点+リバウンド+アシスト+スティール+ブロック) – (フィールドゴールの失敗数+フリースローの失敗数+ターンオーバー) - PF(Personal Foul):個人に記録されるファウルの数のことです。1試合で5個のパーソナルファウルが記録されると、退場となります(NBAでは6個)。バスケのポジションに書かれるPFは、パワーフォワードというポジション名なのでご注意くださいね。
まとめ
バスケットボールにおける成績を表すスタッツの見方をわかりやすく解説してみました。
これまでをまとめると
- スタッツ主要3部門とは、P得点・Rリバウンド・Aアシスト
- スタッツは大きく分けると、基本情報、出場に関する情報、得点、リバウンド、アシスト、ブロック、ファウル、貢献度にわかれる
- 略語表記されているスタッツを英語にしてみると理解しやすい
- BAはブロックショットを受けた回数、EFFは貢献度、PFは個人に記録されるファウル数という意味
ということがわかりました。
バスケにおける成績は数値化されているので、スタッツの見方がわかると試合観戦もより楽しくなりますよ!
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