バスケットボールは点を取り合う競技なので、オフェンスに目がいきがちですよね。
しかし、強いチームというのは、オフェンスだけじゃなくディフェンスがしっかりとしているチームなんです!
そこで今回は、バスケのディフェンスについて基本のシステムや用語を紹介していきます。
結論から言うと
- バスケのディフェンスは大きく分けるとマンツーマンとゾーンの2種類
- マンツーマンは個々の能力が重要で、個人スキル上昇のため、15歳以下のカテゴリーで推奨されている
- ゾーンはエリアを守るので、個々の能力で劣っている場合でも対抗できる
- ディフェンスの基本用語を覚えれば、バスケ観戦の楽しみ方が広がる!
ということがわかりました。
それでは早速、バスケットボールのディフェンスを学んでいきましょう!
【初心者向け】バスケットボールのディフェンスとは?
バスケットボールのディフェンスは、当然ですが相手に得点を取られないようにするためのものです。
ディフェンスが弱いと、相手に簡単に点をとられてしまうので、自分たちのオフェンスがよっぽど強くない限りは勝てません。
そのため、ディフェンスはオフェンス以上に重要といっても過言ではないのです!
バスケのディフェンスって何種類あるの?
バスケのディフェンスは大きく分けると、マンツーマンとゾーンの2種類です。
バスケットボールのディフェンス | |
マンツーマン | オフェンス1人に対して、ディフェンスが1人つく守り方。マッチアップとも呼ぶ。 |
ゾーン | ディフェンス5人で守備組織を作り、自分のエリアを守る。 |
簡単に言い換えるなら、人に対して守備をするのがマンツーマンで、担当する場所を守るのがゾーンになります。
マンツーマンディフェンス
マンツーマンディフェンスは、バスケの守備の基礎です。
1対1でディフェンスをするために、個々の能力がとても重要になってきます。
マンツーマンのメリットとしては、
- 相手の体格や能力に合わせて、マンツーマンにつけるのでミスマッチが起きにくい
- マークする相手が決まっているので、責任範囲がわかりやすい
などが挙げられます。
マンツーマンディフェンスのポイントはこちらです。
- 相手とゴールの直線上にポジションを取る
- 相手との距離を腕1本分ほど取る
- 腰を落として重心を低くする
マンツーマンディフェンスは、個人スキルの上昇につながるので、日本国内の15歳以下のカテゴリーではマンツーマンを推進しています!
ゾーンディフェンス
ゾーンディフェンスは、様々なパターンがあります。主に使われる5パターンをここでは紹介します!
2-3ゾーン
2-3ゾーンは最もオーソドックスなゾーンディフェンスです。
インサイドを固めてインサイドの守備が手厚い反面、アウトサイドシュートには弱いです。
3-2ゾーン
3-2ゾーンは前方に3人を配置するため、アウトサイドに強い陣形です。
しかし、インサイドとコーナーからのスリーポイントには少し弱いです。
1-3-1ゾーン
1-3-1ゾーンは、十字形のゾーンです。
パスを出しにくくさせて、相手の攻撃パターンを限定させることができます。
一方で、コーナーのスリーポイントに弱く、リバウンドも取りづらいデメリットもあります。
2-1-2ゾーン
2-1-2ゾーンは2-3の形を少し変形させたゾーンです。
2-3ゾーンと同じく、インサイドに強い主流のゾーンディフェンスです。
1-2-2ゾーン
1-2-2ゾーンは3-2のゾーンを変形させたものです。
3-2ゾーンと同様にアウトサイドに強い陣形ですが、コーナーやインサイドには不安乗る陣形です。
その他には特殊形のボックスワンやダイヤモンドワン、トライアングルツーなどがあります。
ディフェンスの基本用語を簡単にわかりやすく解説!
ディフェンスに関する用語をまとめました。これらの用語を覚えれば、バスケ知識が上がって観戦の楽しみが広がりますよ!
バスケットボールのディフェンス用語 | |
ボールマン | ボールを持っている人 |
ワンアーム | ボールマンと対峙するときの距離感。腕1本分の距離を取って守るのが理想 |
スライドステップ | ディフェンス時、足をクロスさせずに移動するステップ |
クロスステップ | スライドステップとは対照的に足をクロスさせて移動するステップ。スピードに乗った相手に対して有効 |
1線 | ボールマンについているディフェンス |
2線 | ボールマンから二番目に近いディフェンス |
3線 | ボールマンから最も遠い位置のディフェンス |
ディナイ | 2線の選手が自分のマークしている選手に対してパスが入らないようにする |
ヘルプ | 本来のディフェンスとは別の選手がディフェンスをすること。ドリブルで抜かれた場合などに3線の選手がヘルプをすることが多い。 |
カバーダウン | ヘルプに行った選手が本来担当していたオフェンスのマークに行くこと |
フェイスガード | 相手のオフェンスを密着して守るディフェンス |
ダブルチーム | ボールマンに対し、2人でボールを奪いにいくこと |
スティール | パスカットやドリブルしているボールをカットし、相手のボールを奪うこと |
ブロックショット | 放たれたシュートを叩いたり、触ったりして得点を阻止すること |
バックファイアー | ドリブルで抜かれた後に背後からドリブルしているボールをはたくこと |
リバウンド | シュートが外れた際に落ちてくるボールを拾うこと |
チップアウト | リバウンドの時にボールを掴まず、敵のいないエリアに弾くこと |
ボックスアウト | リバウンドを取る時に有利なポジションを確保すること |
スイッチ | 相手がスクリーンを仕掛けた時、マークの対象を一時的に交換すること |
ファイトオーバー | スクリーンに対し、マークを変えずスクリーンとボールマンの間を通って対応すること |
スライド | スクリーンに対し、マークを変えずゴール側を通って対応すること |
ショウ | スクリーンをかけにいったオフェンスについていたディフェンスがボールマンにプレッシャーをかけること |
まとめ
今回は、バスケットボールのディフェンスについて仕組みや用語について紹介してきました。
改めてまとめますと、
- バスケのディフェンスは大きく分けるとマンツーマンとゾーンの2種類
- マンツーマンは個々の能力が重要で、個人スキル上昇のため、15歳以下のカテゴリーで推奨されている
- ゾーンはエリアを守るので、個々の能力で劣っている場合でも対抗できる
- ディフェンスの基本用語を覚えれば、バスケ観戦の楽しみ方が広がる!
となりました。
一般的にオフェンスが注目されるバスケですが、ディフェンスにも目を向けるとよりバスケの楽しみ方が広がりますよ!
観戦するときは、ぜひディフェンスにも注目してみましょう。
テレビやネットなど解説付きの中継だと、わかりやすいのでおすすめですよ!
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